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「名前ってなに?バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」

外見もそっくり、日本で生まれ、日本に育ち、日本語を話すのに国籍が違う人たち。
そういえばその昔、私が高校生くらいのとき、派手なピンク色のチマチョゴリを着た女子学生を駅で良く見かけていて、とても奇妙に映ったことを思い出します。

私自身は「在日」という存在を聞いたこともなければ、関心もなかったのです。
国籍が違うというだけで人を差別するなんて私的にはありえないことだったのですが、この映画を見て、日韓にある深い深い溝を知りました。

杉原が彼女に、自分が韓国人だと打ち明けたシーン、なんか、すごく辛くて、痛かった。いろんな意味で「怖い」と言ったその時の彼女の心境が痛いほど伝わってきます。

「僕らは国なんて持ったことありません。」というジョンイル君の言葉を聞いたら、ちょっと考えちゃいましたね。
生まれ育った場所こそが重要だと思うのですが、「韓国籍」という高くて厚い壁は悲しいほど、本当にどうにもならない。

やはり日韓というのは今もまだ、近くて遠い国だと言うことを実感しました。
そして、おそらく、永遠に近づくことはない国・・・・。

作品的には窪塚洋介&柴崎コウの、若さあふれる2人が凄く良かったです。
シリアスな反面、国会議事堂をかっこいいと言ったり、鹿おばちゃんが出てきたり、お宝ガールズ買ってこいとか、プッと噴出すシーンもあり、このあたりは脚本を手がけたクドカン的でさすが。テンポがよい。
初めて窪塚主演作品を見たけど、やっぱ彼は天才だな。


作品情報

題名 : GO
制作 : 2001年
監督 : 行定勲
脚本 : 宮藤官九郎
原作 : 金城一紀
出演 :   大竹しのぶ 山崎努


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