ある朝スウプは

2004年ぴあフィルムフェスティバルのグランプリ。
この高橋監督は2005年の日本映画監督協会の新人賞も選ばれている。

パニック障害と言う病気から会社を辞め、果てには新興宗教にのめり込んでしまった彼氏。
おもらししたり、自分の腕に「目」書いたり、なんつーか、どんどんひどくなっていきます。

同棲している彼女は、彼の壊れた精神や生活を必死で取り戻そうとする。
一緒生活しどんなに尽くしても、彼の心の中までは絶対に辿り着けない。

だって、宗教とか、もう住んでいる世界が全く違ってしまうのはどうしようもない。
ここまで絶望的な状況でとった彼女の行動は、彼に一銭も与えず家に閉じ込めて外部との接触を遮断すること。

愛情も度が過ぎると限りなくカルトチック。
・・・・なんか途中でどっちが病んでるのか分からなくなってくるのがまたコワイ。

この恋人同士は、演技臭さがまるでなくびっくりするほど自然でリアル。
端々から映画に対する思い入れやそのセンスの良さがビシバシ伝わってくるのだが、見終わった後もなお、この暗雲立ち込めるような暗くて重たい雰囲気がどうにも取れない(笑)。

ただ、「他人なんだね」という最後の言葉はちょっといらなかったかな。


作品情報

題名 : ある朝スウプは
制作 : 2004年
原作 : 高橋泉
出演 : 廣末哲万 並木愛枝


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