ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち

生まれつき足が不自由で歩くことができないジョゼ。
世間体を気にする祖母のせいで外出もままならず、祖母が拾ってくる本を積み上げた押入れの中がジョゼのすべてだった。

あるとき大学生の恒夫に出会い、ジョゼの生活がだんだん変化していく。

まずは大学生の恒夫を演じた妻夫木さんが素晴らしい。
一見軽いけど優しくて、そして女の子よりも数倍もろい、そんな等身大の大学生を演じ切っています。

車椅子を買おうという彼に、おぶってくれればいいという彼女、俺だっていつかは歳を取るんだから勘弁してくれ、そんな二人の会話の先に妙にリアルな空気を感じた。
あーこれって、誰もがきっと過去のどこかで経験して、通過してきた恋愛だなぁと。

足の不自由なジョゼを本気で大切に思う気持ちと、彼女の一生を引き受けることに背を向けてしまう恒夫の弱さ。
そんな気持ちを敏感に感じ取り、別れを肯定する強さを持つジョゼ。
最後に恒夫が号泣したのは、痛かったですよ。

全体を通して、本当にリアルに描かれてます。
随所に流れる「くるり」の音楽も最高です。

そして、ジョゼと同じ施設で育ったヤンキーが、預かった犬をちゃんと連れて帰るところがまた良し(笑)


作品情報

題名 : ジョゼと虎と魚たち
制作 : 2003年
監督 : 犬童一心
原作 : 田辺聖子
出演 :    新井浩文 江口徳子


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