UDON(うどん)

四国香川の製麺所の息子の香助は、「うどん」しかない退屈な故郷を飛び出し、コメディアンを目指してニューヨークへ渡ったものの、鳴かず飛ばずで借金だけを膨らませ、夢半ばで挫折。

帰郷した香助は、友人の庄助の紹介で地元のタウン誌で働き始める。
何とかタウン誌の売り上げ部数を伸ばそうと、有志のプロジェクトチーム「麺通団」を結成、地元の人間も知らないうどん屋を自分の足で探し回り、独自のディープなうどんコラムを執筆する。

このコラムが反響を呼び、瞬く間に日本中にうどんブームを巻き起こすことになる。

中盤のよく分からないアニメーションに戸惑いながらも、父子の葛藤や、友人や家族の絆にホロッとくるシーンも多々あり、全体から愛情が伝わってくる作品です。

個人的には、うどん屋の行列待ちをしていた地元のおばちゃんが、「私たちはいつでも来れるから」と言って観光客に順番を譲ってくれるシーンがあるのですが、そんな親切なおばちゃんが、心無い観光客が捨てたと思われる空き缶を拾って帰るシーンが、何より一番切なかったです。

私も、新宿に麺通団が来て、そこで初めて「かまたま」なるものを食したのですが、生卵と生醤油でうどんを食べるというスタイルが埼玉育ちの私には全くもって初めてだったため、かなり感動してしまいました。

数年前の東京の讃岐うどんブームは確かに凄かった。
今ではファーストフード化してしまった「はなまる」にさえ大行列ができ、似たようなスタイルの100円かけうどん屋が乱立したのを思い出します。

この映画は、踊る大捜査線の本広克行監督とあり、そういう意味からもすごく期待して観ていたのですが、中盤に出てきた「うどんマン」で、かなり不安になってしまった(笑)。

とはいえ、前評判ほど悪いとも思えず、私にとっては「いい意味で裏切られた」映画でもありました。


作品情報

題名 : UDON(うどん)
制作 : 2006年
監督 : 本広克行
制作 : 亀山千広
出演 :   トータス松本 鈴木京香 升毅 片桐仁 要潤 小日向文世


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